ザックジャパンの評価が試される大会W杯。
ザックジャパンは
攻撃的サッカーの構築ができているのでしょうか?
ゆだねて束ねる ザッケローニの仕事
NHK番組のインタビューで、
遠藤選手が言っていたが、
「監督が変わるとコロコロサッカーが変わる。根付いているものがない」と。
今回のW杯は、そういう意味で、
国名だけでその国のサッカースタイルが
想像できる強国になれるかどうか?というテーマがあります。
過去4年間、
ザッケローニ監督が目指してきたサッカー、
つまり
ボールを長く保持して攻め勝つというスタイルを貫いてきた。
はたして、この戦法がどれだけW杯で通用するのか?
今後、日本に根付いていくのか
重要な大会になると思いますね。
またそのことが試される、大会でもあるわけですね。
元々、
ザッケローニを呼んだのは、日本協会の原博実専務理事だった。
南ア大会後、後任監督人事を任された原専務理事は、
「体格的に劣る日本人を世界に肩を並べるためには
どうしたらよいか?」と新スタイルを模索していた。
「個」よりも「集団」で攻め立てる。できるだけ相手との接触を避け、パスを主体に
相手ゴール前でのプレーを増やし、多くの選手が絡むことが重要
であると結論づけた。
そして、選んだのが攻撃的布陣で
イタリア1部リーグ(セリエA)を席巻した
ザッケローニだった。
しかし、鉄壁の守りでベスト16入りを果たした、
前回の南ア大会に比べ、ディフェンス面で課題が噴出した。
大会前最後の強化試合で、W杯に出場しないザンビアに4-3というスコア。
勝つには勝ったが、このスタイルを危ぶむ声が出てきたからである。
これに対して、日本のエース、
本田圭佑(ACミラン)意見はまっく違う。
「前回のように守備的なスタイルだと、3失点はなかったかもしれないが、
4点は取れなかった。びびらず、解決できるところはしていきたい」。
ザッケローニ監督の戦術の変更はなく、
チーム全体が攻撃的戦法で大会臨む。
主将の
長谷部誠も(ニュルンベルク)このスタイルについて
「この4年間は世界に勝つためのサッカーを追求してきた。
このW杯で、日本のサッカーの未来を自分たちが作り上げていきたい」
と力強く語った。
中田英寿さんも
「代表チームとして、歴史とアイデンティティーを構築し始めなければならないとき」と語った。
これはつまり、世界が認めるような日本のサッカースタイルを
披露するW杯が訪れたと言い換える事ができる。
注目の初戦は日本時間の6月15日、午前10時キックオフだ。
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